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久手堅窯へ

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一昨年、海坐に泊まったときに目についた甕。昨年のダンナはんのお誕生日プレゼントにいいかもと思って、海坐のオーナーさんに入手のお願いをしていたのだけれど、この「久手堅窯」の作品は、一切お店には出ない知る人ぞ知る貴重なモノで全てオーダーベースで作られているとのこと。早速、ダンナはん用に一つお願いをして、この春に焼きあがったという連絡を受けました。今回の沖縄の旅は、この甕を受け取りにいく目的もあったのです。この色、ツヤ、フォルム、全てがしっくりくるとても素敵な甕です。
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「久手堅窯」 は沖縄南部の知念村、斎場御獄近くの小高い丘の上にあります。普段は、どんな有名雑誌などの取材も一切NGなのだそうですが、今回、窯元の比嘉さんのご好意と海坐のオーナーさんのご協力で見学させて頂くことができました。9月頃に窯に火を入れようと思っているとのことで、先月訪れた時は作品制作の真っ最中。信じられないくらい大きな甕からとても凛凛しいシーサー、小さなお椀やカップなど様々な作品が作られていました。特に泡盛古酒用な大きな甕はコレクターが沢山いるというのも納得です。登り窯は今まで見た中で一番大きく、こんなに大きな登り窯を見たのは初めてでした。沖縄の気候の中、窯に火を入れたら数日間はこの窯に篭もりきりという・・・なんとも大変なお仕事です。

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他人が見たら見たら素晴らしいと思うモノでも、ご自身が納得いかないと一から作り直されるという比嘉さん。やはり、素晴らしい作品を残される方には並々ならぬこだわりがあるのですね。
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今回も素敵な出会いに感謝です。
by honohono_journal | 2012-08-16 07:02 | travel

"honohono"はハワイ語で"ぶらぶら、おさんぽ"。  "honohono"で出会った、ちょっとした、でも大切したい『ヒト』、『モノ』、『コト』をコラージュしていきます・・・。


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