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娘の発達遅れやサイトメガロウィルス感染症について その3 (2歳:発達支援教室と治療用眼鏡の着用)

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「ほんの少しずつだけれども、確実に前に進んでいる。」
そんな実感を持てるようになり、自分の心に少し余裕が出来てくると、いろんなことが動き出しました。

自分が変わればまわりも変わる。

本当にそんな感じでした。
発達支援教室の紹介や整体、理解のある病院の紹介など、たくさんの方に親身に気にかけていただきました。しかしそれも、今までのネガティブな自分だったら全てネガティブに捉えていたかもしれません。
「全ては自分のこころ次第。」改めてそう感じました。

2歳4ヶ月の時点での娘の状態は、移動はずり這い、ひとり座りでなんとかひとり遊びが出来るようになりましたが、時折バランスを崩し前や後ろに転倒して頭や顔を打つので常に見ている必要がありました。コップ飲みはまだ出来ずストロー飲み、食事はスプーンとフォークでようやく自分で食べようとする意思が出てきたという感じでした。

今後、保育園や幼稚園に通うかどうかは別として、生きていく上でまわりの人とのコミュニケーションは不可欠、色々と出来ないことは多くても自分の意思を持って伝えたり、何より人嫌いにならないでほしい。そんな願いもあって、同じリハビリ施設に通うお子さんのママから、発達支援教室の紹介を受けて通うことにしました。
最初の3ヶ月程は、娘一人と先生二人など個別対応、少し教室になれてきた頃、2〜3人の同年代の小集団でのクラスと、4〜5人で少し年上のお友達もいるクラスと両方経験し、結果的にはどちらも経験出来てとても良かったと思っています。
同年代のクラスでは娘のペースも気にかけてもらいながらゆっくりと、お兄ちゃん、お姉ちゃんのいるクラスでは、年上の子達が鈴を気にかけて面倒を見てくれる様子や、普段は譲れないけれど年下の娘がいることで譲れたり、娘はいつもとは違う大きな刺激を受けていてそれはそれでとても良い感じがしました。
週3日、往復40キロの道のりを通うのは大変でしたが、後の保育園通園へとてもよい練習になったと思っています。

<発達支援教室への申し込みと手続きについて>
娘が通う発達支援教室は、県の指定を受けている児童発達支援教室で、保育士、臨床心理士、言語聴覚士の方がいます。定期的に面談をし、その子の状態を確認しながら短期と長期の目標を決めて、通所日数や内容を決めていきます。この教室に通うためには、通う子どもの住所のある役場で申請が必要です。認定が下りると「児童通所給付費」が給付されます。サービス利用料金の9割が通所給付費の対象となり、1割が自己負担です。娘の場合は、月10日の通所で自己負担額は4600円です(2016年7月現在)。「療育手帳まではいかないけれども、発達に不安がある子どもの支援」そんなイメージです。

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もう一つ、大きな変化がありました。2歳8ヶ月より治療用眼鏡を着用することになりました。疾病名は屈折異常弱視(両目が強い遠視や乱視のために起こる弱視)です。視力の発達する期間(生後〜6歳くらい)に強い屈折異常(ピントが合っていない状態)があると、視力が悪い状態のまま発達が止まってしまい弱視となります。これを防ぐために治療用眼鏡を着用して自分でピントを合わせる練習をするということです。後に自分でピントを合わせることが出来るようになれば眼鏡を卒業することが出来ます。

2歳8ヶ月、娘はまだずり這いの状態でした。ずり這い時やひとり座りの際の眼鏡着用は急に転倒したりした時に危ないので、最初は椅子に座っている時、それも娘が大好きな食事の時だけ眼鏡をかけるということから始めました。最初はもちろん嫌がりました。「ゴハン食べる時は眼鏡しないと食べられないよ〜」ということで、最初は少々我慢をさせながら、まずはゴハンの間は着用する習慣をつけました。そのうち本人に「見える実感」が得られるようになると、自分から眼鏡をかけようとするようになり、あとは楽でした。こんなに小さいうちから眼鏡なんてかわいそうだなぁと思ったものですが、本人からすれば、「よく見える」方がストレスがなかったのかもしれません。よく見えるようになると、遊び方も変わってきました。今までは手探りで遊ぶような仕草が多かったのですが、きちんと手元を見て遊ぶようになり、粘土や折り紙をちぎったりなども以前より上手になりました。

<小児弱視等の治療用に係る医療費の支給について>
9歳未満の小児で弱視、斜視、先天性白内障術後の屈折矯正の治療を行う場合、療養費の支給対象となります。治療用眼鏡を購入した際の領収書、処方箋、申請書を各保険の窓口に申請します。助成金は上限37800円、3歳未満は上限2割負担、助成金額30240円、自己負担7560円。娘の場合は助成金額内の30240円で済みました(2015年8月)。

発達支援教室への通園と治療用眼鏡の着用で、ぐーんと成長を感じられた1年になりました。
その4につづく

by honohono_journal | 2016-07-28 00:16 | こども

"honohono"はハワイ語で"ぶらぶら、おさんぽ"。  "honohono"で出会った、ちょっとした、でも大切したい『ヒト』、『モノ』、『コト』をコラージュしていきます・・・。


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